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カスタムHugoショートコード
このページではKubernetesのマークダウンドキュメント内で使用できるHugoショートコードについて説明します。
ショートコードについての詳細はHugoのドキュメントを読んでください。
機能の状態
このサイトのマークダウンページ(.mdファイル)内では、説明されている機能のバージョンや状態を表示するためにショートコードを使用することができます。
機能の状態のデモ
最新のKubernetesバージョンで機能をstableとして表示するためのデモスニペットを次に示します。
{{< feature-state state="stable" >}}
これは次の様に表示されます:
Kubernetes v1.35 [stable]
stateの値として妥当な値は次のいずれかです:
- alpha
- beta
- deprecated
- stable
機能の状態コード
表示されるKubernetesのバージョンのデフォルトはそのページのデフォルトまたはサイトのデフォルトです。
for_k8s_versionパラメーターを渡すことにより、機能の状態バージョンを変更することができます。
例えば:
{{< feature-state for_k8s_version="v1.10" state="beta" >}}
これは次の様に表示されます:
Kubernetes v1.10 [beta]
用語集
用語集に関連するショートコードとして、glossary_tooltipとglossary_definitionの二つがあります。
コンテンツを自動的に更新し、用語集へのリンクを付与する挿入を使用して、用語を参照することができます。 用語がマウスオーバーされると、用語集の内容がツールチップとして表示されます。 また、用語はリンクとして表示されます。
ツールチップの挿入と同様に、用語集の定義も再利用することができます。
用語集の用語データはglossaryディレクトリに、それぞれの用語のファイルとして保存されています。
用語集のデモ
例えば、マークダウン内でツールチップ付きのclusterを表示するには、次の挿入を使用します:
{{< glossary_tooltip text="cluster" term_id="cluster" >}}
用語集の定義はこのようにします:
{{< glossary_definition prepend="A cluster is" term_id="cluster" length="short" >}}
これは次の様に表示されます:
A cluster is コンテナ化されたアプリケーションを実行する、ノードと呼ばれるワーカーマシンの集合です。すべてのクラスターには少なくとも1つのワーカーノードがあります。
完全な用語定義を挿入することもできます:
{{< glossary_definition term_id="cluster" length="all" >}}
これは次の様に表示されます:
コンテナ化されたアプリケーションを実行する、ノードと呼ばれるワーカーマシンの集合です。すべてのクラスターには少なくとも1つのワーカーノードがあります。
ワーカーノードは、アプリケーションのコンポーネントであるPodをホストします。マスターノードは、クラスター内のワーカーノードとPodを管理します。複数のマスターノードを使用して、クラスターにフェイルオーバーと高可用性を提供します。 ワーカーノードは、アプリケーションワークロードのコンポーネントであるPodをホストします。コントロールプレーンは、クラスター内のワーカーノードとPodを管理します。本番環境では、コントロールプレーンは複数のコンピューターを使用し、クラスターは複数のノードを使用し、耐障害性や高可用性を提供します。
APIリファレンスへのリンク
api-referenceショートコードを使用することで、Kubernetes APIリファレンスへのリンクを作成することができます。
例えば、
Podへの参照方法は次の通りです:
{{< api-reference page="workload-resources/pod-v1" >}}
pageパラメーターの値はAPIリファレンスページのURLの末尾です。
anchorパラメーターを指定することでページ内の特定の場所へリンクすることもできます。
例えば、
PodSpecや
environment-variablesへのリンクは次の様に書きます:
{{< api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="PodSpec" >}}
{{< api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="environment-variables" >}}
textパラメーターを指定することでリンクテキストを変更することもできます。
例えば、
Environment Variablesへのリンクは次の様に書きます:
{{< api-reference page="workload-resources/pod-v1" anchor="environment-variables" text="Environment Variable" >}}
テーブルキャプション
テーブルキャプションを追加することで、表をスクリーンリーダーにとってよりアクセスしやすいものにする事ができます。
表へキャプションを追加するには、表をtableショートコードで囲い、captionパラメーターにキャプションを指定します。
備考:
テーブルキャプションはスクリーンリーダーからは読むことができますが、標準的なHTMLでは読むことができません。例えば、次の様に書きます:
{{< table caption="Configuration parameters" >}}
Parameter | Description | Default
:---------|:------------|:-------
`timeout` | The timeout for requests | `30s`
`logLevel` | The log level for log output | `INFO`
{{< /table >}}
これは次の様に表示されます:
| Parameter | Description | Default |
|---|---|---|
timeout |
The timeout for requests | 30s |
logLevel |
The log level for log output | INFO |
この表に対するHTMLを検査すると、次の要素が<table>要素のすぐ次にあるのを見ることができるでしょう:
<caption style="display: none;">Configuration parameters</caption>
タブ
このサイトのマークダウンページ(.mdファイル)内では、あるソリューションに対する複数のフレーバーを表示するためのタブセットを追加することができます。
tabsショートコードはこれらのパラメーターを受けとります:
name: タブに表示される名前codelang: 内側のtabショートコードにこれを指定した場合、Hugoはハイライトに使用するコード言語を知ることができます。include: タブ内で挿入するファイル。Hugo leaf bundle内にタブがある場合そのファイル(HugoがサポートしているどのMIMEタイプでも良い)はそのbundle自身によって探されます。 もしそうでない場合、そのコンテントページは現在のページから相対的に探されます。includeを使う場合、ショートコードの内部コンテンツはなく、自己終了構文を使用する必要があることに注意してください。 例えば、{{< tab name="Content File #1" include="example1" />}}の様にします。codelangを指定するか、ファイル名から言語が特定される必要があります。 非コンテンツファイルはデフォルトでコードが強調表示されます。- もし内部コンテンツがマークダウンの場合、タブの周りに
%デリミターを使用する必要があります。 例えば、{{% tab name="Tab 1" %}}This is **markdown**{{% /tab %}}の様にします。 - タブセット内で、上記で説明したバリエーションを組み合わせることができます。
タブショートコードの例を次に示します。
備考:
tabs定義内のnameはコンテンツページ内でユニークである必要があります。タブのデモ: コードハイライト
{{< tabs name="tab_with_code" >}}
{{{< tab name="Tab 1" codelang="bash" >}}
echo "これはタブ1です。"
{{< /tab >}}
{{< tab name="Tab 2" codelang="go" >}}
println "これはタブ2です。"
{{< /tab >}}}
{{< /tabs >}}
これは次の様に表示されます:
echo "これはタブ1です。"
println "これはタブ2です。"
タブのデモ: インラインマークダウンとHTML
{{< tabs name="tab_with_md" >}}
{{% tab name="Markdown" %}}
これは**なにがしかのマークダウン**です。
{{< note >}}
ショートコードを含むこともできます。
{{< /note >}}
{{% /tab %}}
{{< tab name="HTML" >}}
<div>
<h3>プレーンHTML</h3>
<p>これはなにがしかの<i>プレーン</i>HTMLです。</p>
</div>
{{< /tab >}}
{{< /tabs >}}
これは次の様に表示されます。
これはなにがしかのマークダウンです。
備考:
ショートコードを含むこともできます。
プレーンHTML
これはなにがしかのプレーンHTMLです。
タブのデモ: ファイルの読み込み
{{< tabs name="tab_with_file_include" >}}
{{< tab name="Content File #1" include="example1" />}}
{{< tab name="Content File #2" include="example2" />}}
{{< tab name="JSON File" include="podtemplate" />}}
{{< /tabs >}}
これは次の様に表示されます:
これは挿入leaf bundle内のコンテンツファイルの例です。
備考:
挿入されたコンテンツファイル内でもショートコードを使用することができます。これは挿入leaf bundle内のコンテンツファイルのもう一つの例です
{
"apiVersion": "v1",
"kind": "PodTemplate",
"metadata": {
"name": "nginx"
},
"template": {
"metadata": {
"labels": {
"name": "nginx"
},
"generateName": "nginx-"
},
"spec": {
"containers": [{
"name": "nginx",
"image": "dockerfile/nginx",
"ports": [{"containerPort": 80}]
}]
}
}
}
サードパーティーコンテンツマーカー
Kubernetesの実行にはサードパーティーのソフトウェアが必要です。 例えば、名前解決を行うためにはクラスターにDNSサーバーを追加する必要があります。
私たちがサードパーティーソフトウェアにリンクするときや言及するときは、コンテンツガイドに従い、サードパーティーのものに印をつけます。
これらのショートコードを使用すると、それらを使用しているドキュメントページに免責事項が追加されます。
リスト
サードパーティーのリストには、
{{% thirdparty-content %}}
をすべてのアイテムを含むセクションのヘッダーのすぐ下に追加します。
アイテム
ほとんどのアイテムがプロジェクト内ソフトウェア(例えばKubernetes自体やDeschedulerコンポーネント)を参照している場合、違う形を使用することができます。
次のショートコードをアイテムの前か、特定のアイテムのヘッダーのすぐ下に追加します:
{{% thirdparty-content single="true" %}}
バージョン文字列
ドキュメント内でバージョン文字列を生成して挿入するために、いくつかのバージョンショートコードから選んで使用することができます。
それぞれのバージョンショートコードはサイトの設定ファイル(hugo.toml)から取得したバージョンパラメーターの値を使用してバージョン文字列を表示します。
最もよく使われる二つのバージョンパラメーターはlatestとversionです。
{{< param "version" >}}
{{< param "version" >}}ショートコードはサイトのversionパラメーターに設定されたKubernetesドキュメントの現在のバージョンを生成します。
paramショートコードはサイトパラメーターの名前の一つを受けとり、この場合はversionを渡しています。
備考:
以前にリリースされたドキュメントではlatestとversionの値は同じではありません。
新しいバージョンがリリースされると、latestはインクリメントされ、versionは変更されません。
例えば、以前にリリースされたドキュメントはversionをv1.19として表示し、latestをv1.20として表示します。これは次の様に表示されます:
v1.35{{< latest-version >}}
{{< latest-version >}}ショートコードはサイトのlatestパラメーターの値を返します。
サイトのlatestパラメーターは新しいドキュメントのバージョンがリリースされた時に更新されます。
このパラメーターは必ずしもversionの値と一致しません。
これは次の様に表示されます:
v1.35{{< latest-semver >}}
{{< latest-semver >}}ショートコードはlatestから"v"接頭辞を取り除いた値を生成します。
これは次の様に表示されます。
1.35{{< version-check >}}
{{< version-check >}}ショートコードはページにmin-kubernetes-server-versionパラメーターがあるかどうか確認し、versionと比較するために使用します。
これは次の様に表示されます:
バージョンを確認するには次のコマンドを実行してください: kubectl version.
{{< latest-release-notes >}}
{{< latest-release-notes >}}ショートコードはlatestからバージョン文字列を生成し、"v"接頭辞を取り除きます。
このショートコードはバージョン文字列に対応したリリースノートCHANGELOGページのURLを表示します。
これは次の様に表示されます:
https://git.k8s.io/kubernetes/CHANGELOG/CHANGELOG-1.35.md次の項目
- Hugoについて学ぶ。
- 新しいトピックの書き方について学ぶ。
- ページコンテンツタイプについて学ぶ。
- Pull Requestの作り方について学ぶ。
- 発展的コントリビュートについて学ぶ。